雨と星とピアノと…

 

6月は梅雨ですが、7月は七夕…。

 

そんなことから、この季節になると

 

弾きたくなるピアノ曲があります。

 

 

 

雨といえば…

 

ショパンの「雨だれの前奏曲」(OP.28-NO.15)

 

一昨年、高齢者施設(デイサービスと特別養護老人ホーム)で

 

音楽活動を行っていた時、初めてこの曲を演奏しました。

 

クラシック音楽が大好きな男性からのリクエストでもありました。

 

 

 

 

 

雨音を思わせる同じ音のつらなりが、美しくも激しくもあり、

 

雨が喜びに感じたり、深い悲しみに感じたり…。

 

一つの曲の中でも、様々な表情を見せる旋律。

 

この曲を演奏したり、鑑賞したりする、その時々の

 

自分の心情が映し出されるようで、音楽の奥深さを感じます。

 

先日、この「雨だれの前奏曲」を、ピアノで弾きながら、

 

かつて、高齢者施設で出会った方々は、

 

現在のこのような状況の中、

 

どのようなお気持ちで過ごされているだろうかと

 

お一人おひとりのことを想いました。

 

 

 

 

 

そして七夕。七夕といえば、お星さま。

 

星といえば、この時期、施設での音楽療法では

 

私は「きらきらぼし」をよく取り入れます。

 

「たなばたさま」ももちろん歌ったりしますが、

 

ハンドベルで演奏するには、音階順に降りてくる

 

「きらきらぼし」は、抵抗感が少なく、

 

なじみのある曲でもあることから、幅広い世代、

 

より多くの人に受け入れられるように思います。

 

先ほどの高齢者施設でも、ハンドベルを取り入れました。

 

ただ、短い曲で、あっという間に終わってしまうので、

 

「きらきらぼし」から発展させて、

 

モーツァルト作曲の「きらきら星変奏曲」(KV265)

 

を紹介することもあります。

 

「きらきら星変奏曲」の原曲名は、

 

「AH! VOUS DIRAI-JE, MAMAN」であることや

 

Temaから始まり、12の変奏曲から構成されていること。

 

そしてその中のいくつかをピアノで演奏し、聴いていただく…。

 

そんな流れで音楽療法を行ったりします。

 

 

 

 

 

でも、この「きらきら星変奏曲」。

 

全音ピアノピース一覧表で見てみると、

 

難易度は、D(中級上)となっています。

 

先ほどの「雨だれの前奏曲」は難易度、E(上級)。

 

しかし、私にとっては、「きらきら星変奏曲」の方が

 

ずっと難しく…なかなか全部弾けるようになりません。

 

12の変奏曲のうち、弾きやすいのもあるのですが、

 

右手、左手の基礎的な練習曲を思わせるような

 

指の動きをしたものが特に難しく感じます。

 

私は、ソナチネのような? 

 

7番目の変奏曲が一番好きです。

 

 

 

 

毎年この時期になると、たくさん練習するのですが、

 

夏になるころ、私の中のブームが去り、

 

ちゃんと全部弾けるようになる前に終わってしまう…。

 

今年は、去年あまり弾かなかったからか?

 

以前弾けていたはずの変奏曲まで弾けなくなっており…。

 

ややややや〜〜

 

でも、何回か練習していくうちに、戻ってきたりもして。

 

いつでもサラッと弾けたらいいなと思いますが、

 

若い時に弾いていた曲は、体でおぼえていても、

 

大人になってから弾けるようになった曲は、忘れがち。

 

定期的に弾いておかないともったいないなと思いました。

 

 

 

 

 

音楽療法の内容は、様々ですが、

 

参加者の方が歌ったり、楽器を演奏したりする活動を

 

どうしても多く組み込んでしまいがち、、、

 

演奏を聴いていただく(鑑賞)というのも

 

とても大切だと私は考えています。

 

学校での音楽教育の中でも、一時期、

 

「鑑賞」の見直しを強調していました。

 

 

 

 

 

 

今の状況のように、積極的に歌ったり、

 

交代で楽器を使ったりすることが難しい中では、

 

「聴く(鑑賞)」という活動を改めて見直すのに、

 

よい機会かもしれません。

 

音楽療法としては、できれば生演奏で…。