今まで当たり前だと思っていたこと

 

ある日突然、完結してしまうことがあります。

 

今まで、当たり前だと思っていたこと、

 

この夢が、この仕事が、この人間関係が、

 

ずっと続くと信じて、

 

昨日まで、全く疑わなかったのに、

 

突然、終わってしまうことがあります。

 

 

 

 

 

 

でも、よくよく考えてみると、

 

全く疑わなかったということはなく、

 

心のどこかで、何か違うかなと思いつつも、

 

「そういう考えもあるかな」

 

「いろいろな選択の道があるんだな」

 

「そんな言い方をする人もいるんだな」

 

「せっかく今まで続けてきたんだし…」

 

とか、いろいろ肯定的にとらえて、

 

より良い方向へ進もうとしてきて、

 

それが当たり前だった、

 

そうしてこれからも続いていくと思っていた…。

 

ところが、

 

ある時、突然受け入れられなくなってしまって、

 

自分でも、どうしてこんなことになったのか、

 

訳がわからず、呆然と立ち尽くす…。

 

 

 

私にとって、この夏は、なぜか

 

このような出来事の連続でした。

 

一人や二人でなく、それ以上。

 

しかも、すべて音楽に関わる人との

 

出来事だったので、大打撃の連続でした。

 

 

 

これからも互いに学び合い、音楽を通して、

 

より多くの人と幸せな時間を

 

分かち合えるような自分を目指したい、

 

それぞれに、そんな関係を続けていける人だと

 

思っていたのに、なぜか突然…。

 

それも、相手に拒否されたとかではなく、

 

今のままでは、これ以上一緒に、

 

先に進むのは無理だと、自分の心が決めました。

 

 

 

すべて、相手の言動がきっかけでしたが、

 

これまでにも、そういう言動はあったわけで、

 

今に始まったことではなく、

 

いいところも苦手なところもお互いさま、

 

と思うことができていたのに、

 

え? どうしてこのタイミングで? と

 

どうしてここで終わるの? と

 

自分でもとても説明できないほど

 

それは、突然起こりました。

 

 

 

 

 

 

これと似ていることが、過去にありました。

 

今から6年前、教員を辞める時でした。

 

定年までずっと続けていくものと信じていた私。

 

でも、年々、日々のストレスが、どんどん、

 

大きくなっていくのを感じました。

 

私にとって、思考と行動が一致しないこと、

 

「やりたくないことをやること」

 

これが、一番のストレスでした。

 

時代とともに、公教育の視点がどんどん変わり、

 

「やりたくないことを子ども達に強いること」

 

これが教員時代最大の、私の苦しみになっていきました。

 

「仕事だから」とか、「上からの指示だから」とか

 

そんなふうにやり過ごすことはとてもできず、

 

これ以上、教員を続けることに限界を感じました。

 

もちろん、やりたいようにできることもたくさんありました。

 

でも、どんな小さなことでも、思考と行動の不一致は、

 

大きなストレスにつながっていき、ある日突然、

 

これ以上は無理だ、という限界が起こりました。

 

 

 

学校という職場も、子どもという環境も、

 

もう二度と自分の人生にはないだろうと思い、

 

すべての人間関係を自分から手放しました。

 

というか、手放さずにはいられませんでした。

 

 

 

 

 

けれど今、私は再び特別支援学校という職場に立ち、

 

学校でも、自分の音楽教室でも、小さな子ども達との

 

新たな関係を築き始められるようになり、

 

また、教員時代の経験が役に立つようになってきて

 

自分が変わったことを実感しています。

 

それによって、完結したと思っていた、

 

私があの時、自分から手放した同僚などと

 

再び、しかも自然な形でつながることが

 

できるようにもなっていることに驚きます。

 

 

 

 

 

 

今思えば、あれは、分岐点だったのではないか…。

 

私の人生をより良い方向に向かわせるために

 

見えない力が働いた、それはまるで

 

パラダイムシフトのように…。

 

 

 

 

だから、この夏起きた突然の人間関係の完結も、

 

実は、私が、自分の音楽の仕事のあり方や

 

人生を見直すために

 

見えない力が働いているのではないか。

 

 

 

9月を前に、今。

 

 

 

実際に私が、心から進みたいと思う方向に、

 

新しい扉がいくつか用意されているような

 

人との出会いが、少しずつ現れ始めています。

 

まだまだ先のことはわかりませんが、

 

自分にとって、今大事なのは、

 

現状維持ではなく、卒業すべきものを手放して、

 

新しいステップに進むこと、そんなふうに感じます。

 

たとえ今、完結したかに見える人間関係であっても、

 

この道を進んだ先で、本当に互いに必要であるなら、

 

そして、それがまた周りの人との幸せの共有へと

 

つながるものであるならば、いつかまた、

 

新しい形で再び出会えるに違いありません。

 

たとえ、再び会えなかったとしても、

 

それぞれの日々の中で、新しい出会いが訪れ、

 

それぞれの音楽の世界で、

 

それぞれの周りの人との幸せな時間に

 

つながっていくのであれば、

 

それでいいのだと思います。

 

 

 

 

まだ、辛い時期を乗り越えたとは言えませんが、

 

出会わなければ、今の私がなかったように、

 

出会って得たものはなくならないし、

 

これからの心の糧になっていくことも

 

間違いないと確信していますので…。

 

いつかこのことに、

 

心から感謝できる日が来ると

 

今は信じています。

 

 

 

 

 

8月も末になり、冷静になって、

 

ふと周りを見渡すと、思いの外、

 

私と同じような出来事が起きている人が

 

少なくないことを知りました。

 

もしこのブログが、

 

何らかの形で誰かの役に立つことがあれば…と、

 

今回は、このような内容になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今夜は新月ですね。

 

そして、まもなく9月。

 

誰にとっても、

 

新たな始まりが、素晴らしいものに

 

つながっていきますように。

 

 

 

 

 

 

※パラダイムシフト (ウィキペディアより)

 

その時代や分野において当然のことと考えられていた

 

認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは

 

劇的に変化することをいう。パラダイムチェンジともいう。