“ 感じ ” のよさを大切にする

 

百人一首の競技かるたを

 

メインとしたコミック、

 

「ちはやふる」

(末次由紀作 講談社)

 

私の好きな漫画の一つです。

 

 

 

 

中学生の時、百人一首に夢中になり、

 

8クラスある学年の百人一首大会で

 

たくさん札を取った記憶があります。

 

なんというか、上の句が読まれる瞬間に、

 

札を取れた時の爽快感は、たまりません。

 

得意な札がいくつかあって、

 

自分でもわからない速さで、

 

読みを聴いた瞬間、反射的に?手が出る

 

あの不思議さが印象に残っています。

 

 

 

 

かるたの世界では、

 

一番大事な才能と言われている

 

読みへの反応速度を

 

“ 感じ ” というそうです。

 

例えば…。

 

 

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の

 

 われても末に あはむとぞ思ふ

 

            (崇徳院

 

 

 

「せ(瀬)」になる前の「S」音を

 

聴いてかるたを取るということです。

 

この「音になる前の音を聴く」が、

 

できると

 

“ 感じ ” がよい とされ、

 

“ 天才型 ” と漫画の中でも

 

しばしば語られています。

 

 

 

そういえば、この “ 感じ ”。

 

今の私の音楽の仕事の中で、

 

活用していたことに気づきました。

 

 

 

音楽療法のアシスタントの時、

 

音楽療法士のピアノと歌に合わせて、

 

私も一緒に歌うのですが、

 

毎回、20曲以上もあり、

 

一応予習していくのですが、

 

とうていおぼえられません。。。

 

でも、楽譜(歌詞)を見ながら

 

ピアノを弾いている音楽療法士の

 

歌い出しを聴いて、歌詞を思い出す

 

という技(?)をおぼえてから、

 

少し楽になりました。

 

ピアノ以外の楽器も鳴っているので、

 

聴き分けられないことも多々ありますが…。

 

 

 

 

ここで大切なことは、

 

「聴覚」を大事に守ること。

 

 

 

「ちはやふる」でも、時々出てきますが、

 

日常の中で、

 

大きな音(騒音)から耳を守ること。

 

イヤホンは絶対に使わないこと。

 

 

 

騒音の中には「噂話」や「悪口」も

 

入るという意味のシーンもありました。

 

 

 

私の場合、耳(聴覚)を酷使すると、

 

耳鳴りがひどくなったり、難聴になったり、

 

ひどい時は、めまいも起きてきます。

 

なので、そうならないように、

 

「音のない」時間をあえて作り、

 

耳(聴覚)を休ませるようにしています。

 

 

 

 

何事もやりすぎや頑張りすぎ、

 

無理は禁物ですね。

 

 

 

 

それにしても、百人一首にこめられた

 

人の想いは、なんと素晴らしいのでしょう。

 

31音に広がる心の風景に、久しぶりに

 

感動している今日この頃です。