同行援護(ガイドヘルパー)再開

 

ここ数年、コロナ禍でお休みしていた同行援護

 

(ガイドヘルパー)の仕事を3月から再開しました。

 

 

 

 

同行援護とは、視覚に障がいを持った方が外出する際に、

 

同行し、移動や外出先での必要な情報を提供するとともに、

 

移動の援護、必要に応じて、外出先での代読や代筆、

 

身体的介助などの支援を行います。

 

 

 

 

 

再開しようと思ったきっかけは、非常勤講師として

 

勤務している特別支援学校の生徒との会話からでした。

 

一昨年、小学部から高等部普通科に異動しました。

 

小学部にいたときは、まだ年齢が幼いこともあり、

 

基本的生活習慣や基礎的な学習(点字含む)など

 

目の前のことで精いっぱいの日々でした。

 

が、高等部になってからは、卒業後の就労や進学など

 

社会とのつながりを意識するようになりました。

 

ほとんどの生徒たちは、現場実習を行うようになり、

 

学校の外で活動することが増えていくのを

 

目の当たりにするようになりました。

 

 

 

 

もう卒業してしまったのですが、中学生ごろから

 

同行援護の利用を始めたという生徒がいて、

 

在学中に詳しい話を聞くことができました。

 

自宅の周りの散歩から、徐々に範囲を広げていき、

 

電車に乗ったり、バスツアーに参加したりして、

 

同行援護を利用することで、楽しみが増えたり、

 

いろいろな人と出会ったりして、自分の世界が

 

広がっているということを話してくれました。

 

 

 

 

 

今日は5月2日。ゴールデンウィーク真っ只中ですが、

 

勤務校では、“ 埼盲交通安全の日 ” としています。

 

点字ブロックや駅のホームドアなどが徐々に増えてはいますが、

 

視覚障がいの方の鉄道事故は、今も起きています。

 

 

 

 

 

同行援護を再開して、2回ガイドの仕事をしました。

 

電車やバスに乗っていると、席を譲ってくださる方がとても多く、

 

私一人だとこのような言葉かけは、経験できないので、

 

あたたかくうれしい気持ちになりました。

 

同行援護を利用する方の中には、一人で出かける人もいます。

 

が、より安全に、より早く、安心して目的地に到着したい

 

という思いで同行援護を利用されることが多いようです。

 

 

 

 

 

誰にとっても、どんな状況であっても、

 

安心して生活できる社会であってほしいですね。

 

 

 

 

 

ゴールデンウィーク前半、私は、

 

久しぶりに新幹線(写真)に乗りました。

 

明日から、ゴールデンウィークも後半になりますが、

 

くれぐれも安全に気をつけて、

 

すてきな連休をお過ごしくださいね。